★とにかく登坂トレ★
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トライアスロンにおいて、バイクの登り坂はごまかしが効かない。特に佐渡のコースは、長くて厳しい登坂が待ち受けている。だからこそ、今は「峠を越える」練習にとことん取り組んでいる。
正直に言えば、私は体格的に“軽やかに登る”タイプではない。いわゆる重量級。登りになればなるほど、脚は重く、ペダルは鈍くなる。呼吸も早くなり、何度も「なぜこんな道を選んだのか」と自問する瞬間がある。
だが、それでも向き合うしかない。目標はただ一つ、完走。レース当日に備え、走行距離とともに「獲得標高1,000メートル」という数字を、ひとつの基準にして練習を重ねている。
師匠と共に登る峠は、体だけでなく気持ちにも効く。ペース配分を工夫したり、ダンシングを取り入れたりと、自分なりの登り方を模索する過程も、ひとつの学びだ。
登坂トレーニングの良いところは、脚力だけでなくメンタルが鍛えられること。最初はヒーヒー言っていた坂道も、何度も挑戦するうちに「登れる気がする」自信が芽生えてくる。不思議と苦手意識が薄れ、心が前を向く。
もちろん、楽な道ではない。でも、この峠を越えるたびに、少しずつ自分の限界を押し広げている実感がある。
今年の夏は、峠道が私の練習場だ。汗をかいて、脚を削って、それでも笑って帰る。重量級だって、走りきれることを証明してみせたい。
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